【求人媒体徹底比較 バイトル・フロムエー・ジョブセンス 3つの媒体を分析】
スマートフォンが普及して、アルバイトやパートの仕事情報を掲載する求人の拠点がWebに移りました。それから、インターネット上では一人でも多くのユーザーを獲得しようと求人サイトの熾烈な競争が起こっています。そうした最中、採用担当者の方はどの求人サイトを使うのが適しているのか選ぶのに困ってしまいます。そこで今回は、アクセス数から鑑みても、近年成長を遂げている求人サイトであるバイトル・フロムエー・ジョブセンスの3媒体を分析し、それぞれの特徴を比較してみようと思います。分析する内容は「掲載数」「掲載料金」「ユーザーからの満足度」です。
《バイトル・フロムエー・ジョブセンスの掲載数比較》
バイトルはディップ株式会社、フロムエーはリクルートと求人業界を長きにわたって、牽引してきた大手企業が運営しているサービスです。それに比べて、ジョブセンスは近年急成長したリブセンスによって提供された新しい形の求人サービスです。まず、このように歴史の異なる3媒体ではありますが、それぞれの規模を比べてみましょう。東京23区の掲載情報を比べてみますと、バイトルは11,000件、フロムエーは27,000件、ジョブセンスは26,000件となっています。ジョブセンスは後発サービスながら「採用課金」という独自の料金体制をとっているため、店舗の掲載ハードルが比較的低くなっていて、掲載件数を集めることに成功しています。大手リクルートが運営するフロムエーは、さすがとも言えるほどの掲載数で他をリードしています。掲載数は求人媒体の実績を図る指標の1つです。掲載数が多い媒体はその分、多くの企業の採用プランをサポートしてきていますから、迷ったら掲載数の多い媒体を選ぶのも1つの手です。しかし、掲載数があまりに多すぎると、オプションを使用しても多くの求人情報に自社の求人情報が埋もれてしまうことも考えられるので一長一短です。
《バイトル・フロムエー・ジョブセンスの掲載料金比較》
次に比較検討してみるのは、「掲載料金」です。バイトル、フロムエーは一般的な求人媒体の料金体系である「掲載課金」、ジョブセンスは独自の料金体系である「採用課金」を導入しています。その点も踏まえながら、どちらにメリットが大きいのか確認しましょう。バイトルは東京23区の場合、1週間20,000円から掲載することができます。フロムエーの掲載料が1週間50,000円からであることを考えると、低コストでの掲載が可能といえるでしょう。ジョブセンスは「採用課金」というシステムを求人業界に持ち込んだ先駆者です。採用課金は求人情報の掲載につき、料金がかかるのではなく、ジョブセンスを利用したユーザーを1人採用した場合に課金されるものになります。東京23区の場合、1人につき75,000円です。採用課金のメリットは何より「採用」という求人活動の結果にコミットしている部分で効率的にコストをかけられる点です。大量採用の場合は「掲載課金」を、人材を絞ってしっかりと採用したい場合は「採用課金」を選ぶのが良いでしょう。
《バイトル・フロムエー・ジョブセンスのユーザー満足度比較》
最後に、ユーザーの使い勝手の良さを分析し、3媒体で比較しましょう。ユーザーからの使いやすさを突き詰めた結果、行き着いた機能がそれぞれに搭載されています。バイトルは「応募者メーター」によりリアルタイムで人気なお仕事がどれなのか一目瞭然で判断することができます。お仕事への反響の確認がリアルタイムでできるのは、ユーザーからはもちろん、店舗側からの満足度も高めています。フロムエーでは、豊富な掲載数がユーザーのニーズにマッチする確率を後押しします。本当にぴったりのお仕事というのはあらゆる掲載情報を比較してみなくてはわかりません、豊富な掲載数はそれを可能にします。最後に注目するのはジョブセンスです。ジョブセンスが優れているのはその検索機能。「カラオケ」「塾講師」など職業でそのまま検索をスムーズに行うことができます。それにより、ユーザーとお仕事との理想的なマッチング環境を整えているといえるでしょう。いかがでしょうか、ユーザー満足度はもちろん単純に数値で比較できるものではないので、全ての媒体に他の媒体よりも優れている、といえる仕様があります。自分の求人情報がどの媒体のメリットと最も掛け合わされるかを考えて、媒体を選びましょう。
《バイトル・フロムエー・ジョブセンスの強みまとめ》
さて、ここまでの内容をまとめますと、バイトルは「掲載課金」の中で比較的高いコストパフォーマンスを持っているといえ、フロムエーは圧倒的な掲載数により、媒体としての信頼度を集めているといえます。ジョブセンスは成長のきっかけともなった独自の「採用課金」という料金体系が最大の強みでしょう。
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