【求人媒体徹底比較 an・タウンワーク・フロムエー・ジョブセンス 4つの媒体を分析】
さて、今回は数あるWeb求人媒体の中から4媒体に絞って、その特徴とメリットを比較していきます。注目するのはきゃりーぱみゅぱみゅを起用したテレビCMでもおなじみの「an」、紙媒体での求人に特化し、そのノウハウをそのままにインターネット上でも求人媒体を展開している「タウンワーク」、求人業界に大きな影響力を持っているリクルートが運営する「フロムエー」、求人業界に新たなモデルを確立した「ジョブセンス」、以上の4つです。これらの4つ媒体を掲載件数とコストパフォーマンスの面、そして、総合的なメリットから多角的に分析していきましょう。多くの媒体を一挙に比較するのはたくさんの資料をみる必要があり、なかなか困難です。今回はこの記事を読んで掲載する媒体を決める手がかりを掴みましょう。
《掲載件数No.1の媒体はどれ？》
この中で掲載件数が最も多いのはどのWeb求人媒体でしょうか。たとえば、東京23区のアルバイト掲載数で比較してみましょう。anの掲載数はおよそ11,000件、タウンワークの掲載数は38,000件(※しかし、アルバイト以外の求人情報も掲載されてしまっています。)、フロムエーは27,000件、ジョブセンスは26,000件です。こうしてみると、掲載数という観点ではanを他の3媒体が引き離している形になっています。掲載数が多い=求人媒体としてサポートしている案件が多いということですので、申し込みから掲載・アフターフォローまでのフローで、より安心できるといえるでしょう。初めて求人媒体にお仕事の情報を掲載したい、という場合は掲載件数の多い媒体に採用プランを相談すると良いでしょう。過去に取り扱った膨大な掲載実績から、クライアント店舗の採用プランを分析・提案することができるはずです。
《最も低コストな媒体はどれ？》
次に注目するのはコストについてです。中小企業にとってのアルバイト募集では、特にコストを気にして求人媒体を決めるのではないでしょうか。掲載につき1週間ごとに料金のかかる3媒体、anは18,000円、タウンワークは38,000円、フロムエーは50,000円からの掲載です。一方、掲載課金とは異なる採用課金で運営しているジョブセンスは1人につき75,000円がコストとしてかかります。飲食店のオープニングなど、大量にスタッフを採用しなければならない時は、採用課金だと掲載課金以上にコストがかかることがあります。逆に急な人員不足の時など、採用したい人数が1人だけである時は掲載課金だと採用したい人数に対して過剰にコストがかかってしまっています。そうした場合は、採用課金で十分だといえるでしょう。今回の求人がどちらのケースなのか考えて、課金方法を選びましょう。
《それぞれの媒体のメリットを簡潔にまとめると…？》
最後に、4つの媒体の特徴に注目して、メリットを簡潔にまとめていきます。
an…音楽が耳に残りやすいTVCMやアドトラックなどリアルマーケットでのユーザー認知度が高い媒体です。ユーザーの中でも若年層の利用者が多いため、飲食店やアパレルなど学生でも働きやすい職場だと効果的でしょう。また、比較的低コストで掲載が開始できるため、規模の小さな店舗でも気軽に求人を始めることができます。
タウンワーク…Web媒体だけでなく、フリーペーパーとしても求人掲載が可能なのは元々紙媒体として求人業界での地位を確立したタウンワークだけです。リアルとバーチャル両方での求人が行うことができるのを考えると、コストパフォーマンスが良い媒体です。ユーザーと求人情報の接触点が多いのは応募に直結する大事な要素になります。
フロムエー…フロムエーは他媒体に比べると高額ですが、アルバイトのみならず求人業界に精通しているリクルートですから、採用のカウンセリングが充実しています。そのため、フロムエーを利用することで今後の採用力を強化することが期待できます。採用に悩んでいる場合、相談も兼ねて求人掲載をするというのがおすすめです。
ジョブセンス…ジョブセンスの最大のメリットは、業界に新しい風を取り入れた採用課金。求人のゴールはもちろん「採用」です。そう考えると、採用課金というのは求人情報を出稿する側としては結果にコミットした効率的な形といえます。掲載するだけならば、料金はかからないので継続的に少人数が必要な場合はまず検討してみることを推奨します。
いかがでしょうか。4つの媒体の特徴を把握することはできたでしょうか。それぞれの媒体に強みを発揮できる領域が違いますから、出稿する求人情報と媒体の特徴、両方を押さえることが採用の成功に繋がるのです。今回の比較まとめが求人を検討している方にとって、どの媒体に求人を掲載するか、検討の材料になれば幸いです。
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